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長野県・長野・善光寺

百済から来た仏と、絶えない灯。長野・善光寺の境内をたどる旅

善光寺は長野県の寺で、JR長野駅から路線バスで向かいます。寺の名は、御本尊を信濃へお連れした本田善光の名から取られたと、善光寺の縁起にあります。名の由来と、千四百年絶やされていないと伝わる火の話を知ってから、仁王門から経蔵までを順に歩く旅です。

基本

所在地 長野・善光寺は長野県にあります。

行き方

  • 善光寺 JR長野駅から善光寺までは善光寺口バスロータリー1番のりば発の路線バスで約15分(運賃190円)、善光寺大門バス停から善光寺本堂までは徒歩5分程度。
    2026-09-26確認[6]
  • 善光寺 長野IC、須坂長野東ICのいずれからも善光寺までの所要時間は車で40分程度。
    2026-09-26確認[6]
善光寺の本堂。国宝に指定されている
善光寺の本堂。国宝に指定されている[1]

旅の輪郭

舞台は善光寺の境内です。JR長野駅の善光寺口バスロータリー1番のりばから路線バスで約15分、善光寺大門バス停から本堂までは徒歩5分程度と、善光寺の案内にあります。車なら長野IC・須坂長野東ICのどちらからも40分程度とあります。本堂の内陣とお戒壇巡り、史料館に入るには本堂内陣券が要り、本堂正面右手の発券機か授与品所で求めます。宿は長野駅の近くで、門前の味は「門前の味」の章にまとめています。

寺の名になった人と、絶えない灯

百済から信濃へ──善光寺の御本尊

『善光寺縁起』によれば、御本尊の一光三尊阿弥陀如来は欽明天皇十三年(552)に百済から日本へ伝えられた、日本最古の仏像といわれます。この仏を信濃の国へお連れしたのが本田善光です。はじめは今の長野県飯田市でお祀りされ、皇極天皇元年(642)に現在の地へ遷されました。皇極天皇三年(644)には勅願によって伽藍が造られ、本田善光の名を取って「善光寺」と名付けられたとあります。

寺の名が、仏をお連れした一人の人の名だと知ってから境内に入ると考えると、門をくぐるたびに、善光が仏を運んだ道のりの先に立っていることになります。

白毫の光から灯された火──不滅の常燈明

善光寺には「不滅の常燈明」、または「不滅の法燈」と呼ばれる燈籠があります。燈籠そのものは享保五年(1720)に徳川竹姫から寄進されたものです。灯っている火は、開山善光卿の代に御本尊の白毫から放たれた光によって灯されたと伝えられ、以来千四百年の間、絶やされることなく受け継がれていると、善光寺は案内しています。

燈籠は江戸時代のもの、火はそれよりずっと前から、と分けて考えると、この寺で何が古いのかが見えてきます。次の章では、境内の門と堂を一つずつたどります。

善光寺の営業時間・料金
営業時間本堂内陣の開館時間はお朝事の1時間前から、閉館時間は4月〜10月16時30分まで/3月、11月16時15分まで/12月〜2月16時00分まで。山門・経蔵・史料館は開館時間9時00分、閉館時間16時00分(12月31日は13時00分まで)。
2026-09-14確認[2]
料金国宝善光寺本堂の内陣(畳敷きの間)・お戒壇巡り、善光寺史料館の拝観には本堂内陣券が必要で、本堂正面右手の発券機や授与品所で購入できる。
2026-09-26確認[2]

いま訪ねる場所:仁王門から、経蔵の輪蔵へ

逆に立つ仁王──善光寺 仁王門

仁王門の仁王像は、一般的な配置と逆に置かれています。右に吽形(総高617.2cm)、左に阿形(総高595.1cm)です。どちらが右でどちらが左かを、門の下で確かめてから先へ進むと考えると、最初の門から寺の見方が一つ増えます。

二重の門──善光寺 山門(三門)

山門は、江戸時代中期の寛延三年(1750)の建立です。五間三戸二階二重門という形式で、屋根は入母屋造りの栩葺。国の重要文化財に指定されています。仁王門の仁王と見比べながら、門の古さと形に目を向けると考えると、本堂へ向かう前の一区切りになります。

内陣とお戒壇巡り──善光寺 本堂

国宝の本堂では、畳敷きの間である内陣と、お戒壇巡りに入ることができます。どちらも本堂内陣券が要り、本堂正面右手の発券機や授与品所で求めます。内陣券では善光寺史料館にも入れます。

回して読む経──善光寺 経蔵

経蔵の中には八角の輪蔵があり、鉄眼黄檗版『一切経』全6,771巻が収められています。輪蔵を時計回りに一周押し回すと、収められた『一切経』をすべて読んだのと同じ功徳が得られるといわれます。読むことのできない数の経を、回すことで読む。本堂の古い灯と並んで、この寺に伝わる祈りの形の一つです。

時を知らせる鐘──善光寺 鐘楼

境内の鐘楼の梵鐘は、毎日、決まった時間帯の毎正時に時を知らせると案内されています。経蔵や本堂を回る間に鐘が鳴ったら、それが一つの区切りです。

善光寺 鐘楼の営業時間・料金
営業時間鐘楼の梵鐘は、毎日午前10時から午後4時の毎正時に時を知らせる
2026-09-29確認[3]

門前の味:善光寺のおやきと、こし餡の和菓子

長野県のおやきは、地域や家庭によって具材や作り方が違います。善光寺や西山では、小麦粉の皮で季節の野菜を包んだおやきが作られていると、農林水産省の郷土料理の案内にあります。善光寺の名で語られるおやきを、門前で探すと考えると、昼の一品が決まります。

善光寺の脇には、創業80年続く和菓子店「御菓子司 喜世栄」があります。北海道産の小豆を使った手作りのこし餡が、この店の特徴として案内されています。

北信・東信地域には、こねつけという郷土料理も伝わります。ご飯と小麦粉を混ぜてこねたものに、味噌だれや醤油だれを付けたものです。戦国武将・真田幸村が出陣前に食したとも伝わります。寺の由来とは別に、信濃の旅の寄り道として。

過ごし方:秋の善光寺を、門から順に

前の晩は長野駅の近くに泊まり、朝、善光寺口のバスロータリーから善光寺へ向かいます。午前は、仁王門、山門、本堂、経蔵と、この記事の章の順に回ります。仁王門で仁王の並びを確かめ、山門を見上げ、内陣券を求めて本堂の内陣とお戒壇巡りへ。出てから経蔵の輪蔵を回します。昼は門前で、おやきや喜世栄の和菓子を。

御朱印を受けるなら、本堂正面左の勧募所で書いてもらえます。

秋に合わせるなら、善光寺の御会式は例年10月15日で、天台宗と浄土宗がそれぞれ法要を行うと案内されています。例年11月5日から14日には十夜会があります。日程はこの秋の催しで確かめてください。

善光寺の御朱印(通常御朱印)の営業時間・料金
料金通常御朱印の頒布価格は500円。本堂正面左勧募所でお書きする
2026-09-29確認[4]

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この旅の続きを、どこに泊まる?

善光寺へ向かう路線バスは、長野駅善光寺口のバスロータリーから出ます。善光寺口の近くに泊まれば、翌朝そのままバスに乗れます。

この秋の催し

日程は出典先で最新をご確認ください。

例年10月15日
例年の時期
御会式(10月15日)
御会式は10月15日。天台宗が午前9時30分より、浄土宗が午前11時より法要を行う
[5]
例年11月5日〜14日
例年の時期
十夜会(11月)
十夜会は11月5日〜14日。浄土宗は10月に、天台宗は11月にそれぞれ午後7時より行う
[5]
例年2月3日
例年の時期
節分会(2月3日)
節分会は2月3日。善光寺木遣りを先頭に赤鬼・青鬼、年男年女、福男福女の行列が仁王門から本堂へ練り歩く
[5]
旅支度と出典(営業時間・料金・アクセス・注意)

知っておきたいこと

  • 善光寺JR長野駅から善光寺までは善光寺口バスロータリー1番のりば発の路線バスで約15分(運賃190円)、善光寺大門バス停から善光寺本堂までは徒歩5分程度。
    2026-09-26確認[6]
  • 善光寺長野IC、須坂長野東ICのいずれからも善光寺までの所要時間は車で40分程度。
    2026-09-26確認[6]
  • 善光寺善光寺境内での撮影、写真・イラスト使用には必ず事前の申請が必要(申請手続きは公式案内ページ https://www.zenkoji.jp/press/ を参照)。
    2026-09-26確認[7]

営業時間・料金・アクセス

金額・時間は確認日時点のものです。出かける前に出典先でご確認ください。

善光寺

営業時間本堂内陣の開館時間はお朝事の1時間前から、閉館時間は4月〜10月16時30分まで/3月、11月16時15分まで/12月〜2月16時00分まで。山門・経蔵・史料館は開館時間9時00分、閉館時間16時00分(12月31日は13時00分まで)。
2026-09-14確認[2]
料金国宝善光寺本堂の内陣(畳敷きの間)・お戒壇巡り、善光寺史料館の拝観には本堂内陣券が必要で、本堂正面右手の発券機や授与品所で購入できる。
2026-09-26確認[2]

善光寺 経蔵

見どころ善光寺経蔵内部には八角の輪蔵があり、鉄眼黄檗版『一切経』全6,771巻が収められている。輪蔵を時計回りに一周押し回すと、収められた『一切経』を全て読んだことと同じ功徳が得られるといわれる。
2026-09-26確認[3]

善光寺の御朱印(通常御朱印)

料金通常御朱印の頒布価格は500円。本堂正面左勧募所でお書きする
2026-09-29確認[4]

善光寺の御朱印(本堂正面左勧募所)

営業時間本堂正面左勧募所の開所時間は、全日お朝事開始30分前~午後4:30(季節により変動する)
2026-09-29確認[4]

善光寺 仁王門

見どころ仁王門の仁王像は一般的な配置と逆で、右に吽形(総高617.2cm)、左に阿形(総高595.1cm)が安置されている
2026-09-29確認[3]

善光寺 山門(三門)

見どころ山門は江戸時代中期の寛延三年(1750)建立。様式は五間三戸二階二重門で、屋根は入母屋造りの栩葺。国の重要文化財に指定されている
2026-09-29確認[3]

善光寺 鐘楼

営業時間鐘楼の梵鐘は、毎日午前10時から午後4時の毎正時に時を知らせる
2026-09-29確認[3]

百済から伝わったといわれる仏と、それを信濃へお連れした人の名。白毫の光から灯されたと伝わる火。善光寺では、門を一つずつくぐることが、寺の名の由来をたどり直すことになります。

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情報について

この記事の由来・営業時間・催しは、自治体・観光協会・施設の公開ページを確認して書いています(最終確認 2026-09-29)。訪問して得た感想は書いていません。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。リンク先での予約・購入により当サイトに報酬が入ることがあります。誤りはお問い合わせから。

注

  1. 写真:快速踊り子(Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0)・利用条件
  2. 施設公式 zenkoji.jp(2026-09-14確認)
  3. 施設公式 zenkoji.jp(2026-09-29確認)
  4. 施設公式 zenkoji.jp(2026-09-29確認)
  5. 施設公式 zenkoji.jp(2026-09-29確認)
  6. 施設公式 zenkoji.jp(2026-09-26確認)
  7. 施設公式 zenkoji.jp(2026-09-26確認)
  8. 写真:くろふね(Wikimedia Commons・CC BY 3.0)・利用条件
  9. 写真:663highland(Wikimedia Commons・CC BY 2.5)・利用条件
  10. 写真:柑橘類 (talk)(Wikimedia Commons・CC BY-SA 3.0)・利用条件
  11. 写真:663highland(Wikimedia Commons・CC BY 2.5)・利用条件